60歳、どうやって登山を始めようかな?
山に関する知識もない、一緒に始める友達もいない、そんな人はどうやって登山を始めたらいいのでしょうか?
①登山用品店に入ってみる
ネットで検索したところ、私の家の近くには、たまたま登山洋品店がいくつかありました。
検索して初めて知ったのですが、登山用品のメーカーはたくさんあります。
メーカーの直営店は、
「モンベル(Mont-bell)」、
「コロンビア(Columbia)」、
「ノースフェース(The North Face)」、
「パタゴニア(Patagonia)」・・・。
さらに、いろんなメーカーを扱っている登山洋品店の「好日山荘」や、
スポーツ用品店の「ゼビオ」や「石井スポーツ」などにも登山用品が並んでいました。
★メーカーによって、ウエアや商品の種類に違いがある★
それぞれ何度も見にいきました。ぼんやり見ているだけなのに店員さんに話しかけられて困りながらも、よくよく見てみました。
そうすると、メーカーによって、服の色使いや、着るシチュエーションの設定に特徴があったり、展開している商品の種類も様々だということがわかりました。
「レイヤー」という言葉を知りました。どうやら、登山の時には、重ね着して体温調節するようです。カラフルな登山ウエアに最初は心惹かれましたが、私の普段着は黒や紺などで、いきなりカラフルなものを、どういうふうに組み合わせしたらいいのか想像しただけでクラクラしてきました。
そこで、私の色使いに近い黒や紺をたくさん展開をしているマムート(mammut)でウエアを揃えよう!と決めました。ちなみにマムートはやや値段が高めなので、ウエアでは比較的値段がお手頃なモンベルで揃えるのもいいと思います。
一つのメーカーだけで揃えなくても、いろいろなメーカーのものを上手に組み合わせている人も多くいます。
購入前に自分の好みや予算を想像してみましょう。実際の購入は、もう少し山の知識を得てからの方がいいと思います。
★チラシや冊子をもらう★
そして、たくさんチラシや冊子が置いてある店もありました。
それを片っ端から集めて、読んでみました。
様々な商品についてのカタログのようなものや、登山の注意点、イベント情報、講習会募集など、どれもが初めて見る内容です。
私の最も役に立ったのは、登山イベントや講習会の案内でした。
②講習会に申し込んでみる
モンベルのようにメーカーが主催しているイベントもあれば、好日山荘のように店舗が講習会やツアーを募集していることもあります。
私は、あまりにも素人でしたので、初心者用の講習会に申し込むことにしました。
ある山岳会主催のチラシに書いてある初心者用の講習会のいくつかの講座の日付がたまたま私の休日と重なり、すぐ飛び込みました。
山岳会主催にしても店舗主催にしても、初心者用の座学講習会の内容は概ね次のような内容です。
★初心者用講習会(座学)★
- 登山計画
- 服装・持ち物・食料・飲み物
- 天候判断
- 地図の読み方・コンパスの使い方
- 事故・アクシデント・トレーニング
初心者用講習会(座学):詳しくはこちら
また、座学が終了するといよいよ装備を揃えていきながら実技講座に参加してみましょう。
★初心者用講習会(実技)★
- 山岳会の初心者講習会では、実技もセットになっていることがほとんどです。
- 山行時間は徐々に長くする。
- ハイキングコースのような、なだらかな整備された登山道からはじめ、徐々に岩場や鎖場など、危険箇所を含む場所でトレーニングする。
- 歩行速度や歩幅、どんなところが滑りやすいかなど、小さな気遣いや判断をしながら登り降りする。
- 店舗主催の場合は、工程の難易度によって、独自の指標(数字などで難易度を示してある)があるので参考にして申し込む。
初心者用講習会(実技):詳しくはこちら
③装備を購入する
いよいよ必要なものを買い物します。
楽しみでもありますが、概ね登山用品は高額です。購入を迷ってしまうこともありますが、登山は荷物を背負って歩くわけですから、その目的に対応した物を使わないと危険を伴うこともあります。
登山用具についてもしっかり調べて必要なものは購入します。
★三種の神器★
「登山靴」「ザック」「雨具」を登山の三種の神器と言います。
必ず必要なものです。自分の相棒として、購入店で相談しながらしっかり選びましょう。
必要な持ち物:詳しくはこちら